自宅にプリンターがあるのは珍しいと思います。
一般家庭で紙に出力するのは年賀状ぐらいでしょうか。それも若者はメールやLINEで済ませますし、年配者は手書きにこだわるはずです。正直言ってプリンターの必要性を感じません。
私は紙媒体を制作しているという仕事柄、自宅にプリンターがあります。しかも、A3用紙が使え、スキャンも高速という、個人事業主向けのタイプを設置しています。
A3用紙を使うことなど通常はまずありません。私の場合、前職の出版社で刊行する書籍はA5版が基本で、A3用紙だと見開きで印刷できて校正しやすかったのでこのプリンターを買いました。
自宅で仕事する気満々です…。
2月から私の上司が替わりました。私より年上、業界は違えどずっと紙媒体の制作に携わってきた人で、仕事ができることはよく分かるのですが、自宅にプリンターがないそうで。
いや、インク代や紙代は意外と馬鹿にならないので、仕事で必要な資料は会社で印刷すべきだと思いますし、自宅で仕事することを前提に考えるのはイカンと思います。
ただ、職種によって働き方は様々で、長年、紙媒体の制作に携わってきたというのであれば、自宅にプリンターがあるのは当然と思ってしまうわけです。
最近はスマホで何でも解決してしまうため、自宅にPCがなく、実はPCを使いこなせない若者が少なくないと聞きます。新入社員研修はまずメールの書き方からという、嘘のような本当の話もあります。
自分の常識は他人の非常識 ― 仕事に限らず、常に念頭に置いておきたい言葉です。